ストレートネックやスマホ首をという言葉を聞いたことはないでしょうか?これらは首の姿勢が崩れて、頚椎の湾曲がなくなって周囲の筋肉や頚椎そのものに負担をかけている根本となっています。
この状態が進行して首の痛みに加えて腕や手に痺れを感じる「頚椎症」を発症します。軽い症状であればもみほぐしやマッサージで十分となりますが、頚椎症を発症すると根本的な改善を行わないと慢性的な症状に悩むことになります。あなたがこういった症状に心当たりがあるようでしたら次の症状を説明している項目をご覧ください。
頚椎症は寝起きの血流の悪い状態や、体の疲労度がピークに達する1日の終わりなどに痛みが強く現れます。周辺筋肉が緊張して血流が悪くなり、頚椎そのものを支える機能が失われてこのように強い痛みを感じています。
次第に痛みだけではなく神経痛や痺れといった症状まで感じるようになります。 (湿布や痛み止めが効かないレベルの方はこういった症状が多い)
また、この時期は治療中であっても非常に不安定な時期で痛みが日によって変動します。焦って自己流で対処して余計に悪くしてしまうこともあるので、痛みが出て動揺してもまずは冷静にならなければいけません。
頚椎症の発症に姿勢やスマホ・パソコンなどが関係しているのはあなたもお気付きかと思います。
不良姿勢や首を一点に固定することで関節への負担が集中してしまいます。
一度頚椎症を発症すると、
1. 神経の炎症・浮腫みの改善
2. 筋肉の血流改善
3. バランスの良い姿勢への改善・保持
このように3段階で治療を行わないといけません。
特に僧帽筋と呼ばれる頚椎全体を覆う筋肉の状態改善は必須といえます。一度、しっかりと改善してしまえば今後は楽に過ごせるので最初が肝心となります。