ふじもり桜花整骨院(八王子市緑町)骨盤調整・交通事故治療|京王山田駅前 | ED(インポテンツ)治療  

ED(インポテンツ)治療

勃起障害(ED)とは何か?

勃起障害(ED)は、男性の性的機能障害の一種で、勃起が得られないか、または維持できない状態を指します。典型的な症状には、勃起不全、性的興奮の低下、勃起の持続困難さなどが含まれます。これらの症状は性的活動の際に問題を引き起こす可能性があります。EDは年齢や生活スタイルに関係なく、多くの男性に影響を及ぼします。

WHOが発表した新しい報告書によると、多くの人々が一生のうちに不妊の影響を受けていることが明らかになりました。成人人口の約17.5%(世界の約6人に1人) が不妊を経験しており、今回の推計では、不妊症の有病率に地域間のばらつきがないことが示されました。
しかし、一般に不妊症と言うと女性に原因があると思われがちですが、実際のところ不妊症の48%は男性が関与していることが分かっています(WHO統計)。

原因

身体的な原因と心理的な原因に分けられる。

身体的な原因

ひとつには、尿道下裂など陰茎の変型があげられる。また、脳卒中や頭部外傷、脊髄損傷、骨盤内臓器の手術後などの神経系の障害によるもの。陰茎の血管の狭窄などによって血流量が減ることで起きるもの。脳下垂体や副腎、睾丸などのホルモンを分泌する器官の障害によるものなど、様々。
また、避けることのできない原因のひとつに老化がある。精子をつくる機能は30~40歳頃から老化が始まり、ホルモンをつくる機能も低下する。それに伴い、個人差はあるが、勃起能力や射精能力は次第に減少するため、勃起力も弱まっていく。

心理的な原因

性知識が乏しいうちの性行為の失敗や、早漏などにより、その後の性交に対して恐怖感をもってしまい、性的欲求があっても挿入時に萎えてしまい、うまくいかない場合がある。このように、自信喪失からEDなってしまうもの。また、仕事や生活環境などで激しいストレスに長期間さらされると、副交感神経やホルモン分泌に影響が及び、性欲が阻害されて起こるものがある。
うつ病や自律神経失調症などの心身症では、性欲そのものが減退したり、自律神経の調節異常などにより勃起が起きにくくなり、また心理的なバイアスも相まってより症状が長引いてしまう事もある。

ED治療における鍼灸治療の有効性

鍼灸治療は、ED治療においても有効であるとされています。特定の鍼灸ポイントへの刺激が、性的機能に対してポジティブな影響を与えると報告されています。

鍼灸治療がEDに対して有効な理由

鍼灸治療は、体のエネルギーの流れを整え、血液循環を改善すると言われています。これにより、EDの主要な原因の一つである血流不足に対処できる可能性があります。また、精神的なストレスや不安に対する鍼灸治療のリラックス効果も、性的機能の改善に寄与すると考えられています。

鍼灸治療の効果についての科学的な研究や臨床試験が行われており、いくつかの研究は鍼灸治療が性的機能に改善をもたらすことを示唆しています。たとえば、一部の研究では、鍼灸治療を受けた患者が勃起能力の向上や性的満足度の増加を報告しています。これらの科学的根拠は、鍼灸治療がEDに対して有望な選択肢であることを示唆しています。

参考文献

当院で行う介入法

ツボ刺激を用いた鍼とお灸療法、電気刺激療法、そして自律神経を整える手技を行います。

自律神経の調整と精神・心理面の安定に焦点を当て、勃起不全の症状や勃起抑制を支配する自律神経下位中枢と関係する仙骨部、腰部、下腹部などのツボや圧痛、硬結などの反応点に施術を行います。

【処方例】

三陰交(さんいんこう)、腎兪(じんゆう)、志室(ししつ)、次髎(じりょう)、中髎(ちゅうりょう)、命門(めいもん)

これらのツボに対してアプローチを行います。これは勃起不全に対する具体的なツボの刺激となり、自律神経の調整と精神・心理面の安定に貢献します。ツボ刺激療法は、身体のエネルギーと血液循環を促進し、性的機能の改善に効果があります。

対処法(セルフケア)

EDは症状が軽度の場合に改善しやすい傾向があります。セルフケアとして「禁煙・食生活・運動・ストレス緩和」がとても重要になります。

禁煙

喫煙者にはED患者が多く存在するともいわれております。タバコに含まれる二コチンには血管を収縮させる作用があり、血行障害へとつながります。 血行障害により陰茎への血流も悪くなることが勃起の妨げとなります。
また、ホルモンバランスの乱れや男性ホルモン(テストステロン)分泌減少により性欲減退へとつながります。

体重の減量

肥満とEDは密接な関係があり、BMI数値が高いとリスクが約1.7倍高くなるともいわれております。また、高カロリー・高脂質・高塩分な食事は動脈硬化を引き起こす原因にもなり、動脈硬化により陰茎への血流量停滞へと繋がります。そのため、バランスの良い食生活の意識も大切になります。

適度な運動

運動不足は血液循環の悪化へつながり、陰茎周囲の血流にも影響を及ぼします。そのため、ウォーキングなどの有酸素運動を行い血流を整えることが改善につながります。実際に有酸素運動によってEDが改善された旨の報告もあり、効果に大きな期待が持てます。

ストレスの解消

無意識に溜め込んでしまっているストレスがEDの原因となっているケースも多く、ストレス解消で変化(改善)がみられない場合にはカウンセリングなども効果的です。また、過去の性行為でのトラウマが原因の場合にはバイアグラなどのED治療薬を服用して性交を重ね、自信を付けて薬の量を減らしていくような方法もあります。
※薬剤の服用量を調節される場合には必ず医師の指導のもと行なってください

EDのタイプ(原因)を知り、対策を行うことが大切です。喫煙や運動といった生活習慣の改善が効果的なケースも多いため、セルフケアに取り組まれることも重要となります。

他のED治療法との比較

原因によりさまざまな治療法が用いられる。

心理療法、カウンセリング

心理療法の一つとしてノンエレクト法がある。これは勃起を禁止することで性行為時の勃起に対するストレスを取り除く方法の一つである。機能性(心因性)勃起機能障害の患者さんが適応となる。

薬物治療

機能性、器質性勃起障害の両方の場合に適応になります。現在ではバイアグラやレビトラ、シアリスを使用した治療が中心で、効果としては約7~8割とされる。これらの薬剤は陰茎海綿体平滑筋を緩める作用を増強させ、海綿体の血液貯留をうながすことで勃起を起こしやすくする薬となる。

男性ホルモン補充療法

加齢にともない男性ホルモンが低下し性欲低下を含めた勃起機能障害の患者さんに適応となる。注射による男性ホルモンの補充を行う。このほか、陰茎に勃起を起こさせる薬を陰茎海綿体に注射する方法なども取られる。

鍼灸治療が他の治療法とどのように異なるか

鍼灸治療は、薬物療法や心理療法と比較して異なるアプローチを取ります。例えば、薬物療法は一時的な勃起をサポートすることができますが、根本原因へのアプローチは限られています。一方、鍼灸治療は体のエネルギーを調整し、根本原因にアプローチすることを重視しています。

患者様の声

仕事やストレスによる不眠症
お困り症状 : 勃起不全ED(射精に至らない)
患者さんの声
勃起不全と不眠症でお困りでしたが、比較的順調に問題がなくなる範囲まで改善させることができました。しかしながら、勃起不全も不眠症も症状に波がありますので、数回の治療で症状が改善・消失したからといってもそれで終わりではありません。もうしばらくの期間は再発予防と健康増進を目的に治療を継続して受けていただき、その中で自分自身で良い状態を保つための生活習慣を整えていくことができればと思います。