妊娠が進むにつれて、女性のからだは大きく変化します。
お腹の赤ちゃんを守り、育てるために、ホルモンのバランスが急激に変わり、血液量や体温も上昇します。
その結果、以下のような体調の変化や不調を感じる方が多くなります。
これらはどれも「妊娠中によくあること」ですが、放っておくと出産までの期間がつらく感じてしまうこともあります。 無理をせず、早めにケアを取り入れることが大切です。

妊娠中の不調には、主に次のような原因があります。
妊娠すると「リラキシン」などのホルモンが分泌され、関節や靭帯がやわらかくなります。これは出産に備える自然な変化ですが、その分、骨盤や腰が不安定になり、痛みを感じやすくなります。
体内の血液量が増える一方で、下半身の血流が滞りやすくなります。特に足のむくみや冷えは、多くの妊婦さんが悩む症状です。
お腹が大きくなることで姿勢が前傾し、腰や背中に負担がかかります。これにより「反り腰」や「猫背」が強まり、肩こり・腰痛を引き起こします。
妊娠中は体の変化だけでなく、精神的な不安や緊張も増えます。これが自律神経の乱れを招き、眠れない・疲れやすいなどの不調に繋がります。
こうした妊娠期の心身の変化をやさしくサポートするのが「マタニティマッサージ(妊婦マッサージ)」です。通常のマッサージとは異なり、妊婦さん専用に安全性と快適さを考慮して行うケアで、専門知識を持った施術者が体勢・圧のかけ方・使用オイルなどに細心の注意を払います。
主な目的は次の3つです。マタニティマッサージは「ぜいたくなリラクゼーション」ではなく、お母さんと赤ちゃんの健康を守る“予防ケア”の一つと考えられています。

妊娠中の体はとてもデリケートです。施術を受ける前には、必ず主治医や助産師に相談し、「受けても問題ない状態」か確認してから行いましょう。
また、サロンや治療院を選ぶ際には、「マタニティ対応」や「妊婦ケア専門」と明記されているか、国家資格者や医療知識を持つスタッフが担当するかを確認しておくと安心です。
入口からベビーカーでも入れるバリアフリー設計で、生後間もない赤ちゃんにはバウンサーを用意し、おもちゃや絵本の貸し出しもしています。治療する場所はカーテンで仕切られていて、授乳やオムツ交換スペースも完備しています。
治療の最中は子育て経験のある女性スタッフがみています。骨盤矯正は産後から約6ヶ月までが最適で、それまでの期間は治療と併用して骨盤矯正は無料になります。マタニティ治療や不妊治療、逆子治療、産後のケアなど妊婦、子育て支援の整骨院です。
以下のような悩みを持つ妊婦さんに特におすすめです。
妊娠中は、少しのケアで身体の軽さや安心感が大きく変わります。自分へのいたわりとして、また赤ちゃんへの思いやりとして、定期的に取り入れるのも良いでしょう。
マタニティケアの考え方は、単に「疲れを取る」ことではありません。「出産をよりスムーズに迎えるための準備」 として、妊娠中から体を整えることが目的です。


当院のマタニティケアは、すべて国家資格(あん摩マッサージ指圧師・鍼灸師など)を持つ専門スタッフが担当しています。
妊娠期特有の体の変化を理解し、医療的な視点から安全かつ効果的な施術を行っています。
妊娠中のケアは、サロンでの施術だけでなく、毎日の生活の中で体をいたわることがとても大切です。
体に負担の少ない簡単なストレッチやマッサージを取り入れることで、
など、さまざまな効果が期待できます。
また、セルフケアを行うことで、自分の体の変化に気づきやすくなるというメリットもあります。
「今日は少し足が冷えているな」「腰に張りがあるな」と感じたら、無理をせず、体を温めたり休めたりして調整していきましょう。