ふじもり桜花整骨院(八王子市緑町)骨盤調整・交通事故治療|京王山田駅前 膝痛 - 京王高尾線山田駅前のふじもり桜花整骨院【美容鍼、腰痛、加圧トレーニングパーソナルプライベートジム、労災保険治療、交通事故治療院】  

膝痛

膝痛が日常に与える影響

膝(ひざ)は歩く・立つ・座る・階段をのぼるなど、私たちの日常生活のほとんどの動作に関わる重要な関節です。そんな膝に痛みが出てしまうと、ちょっとした動きさえ苦痛になってしまい、生活の質(QOL)が大きく低下してしまいます。

たとえば、

といった症状は、多くの方が一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

実際、膝の痛みに悩む人は日本全国に1,000万人以上いるとも言われており、特に中高年以降になると多くの人が膝のトラブルを抱えています。また、最近では若い方やスポーツをしている学生の間でも、ケガや姿勢の悪さが原因で膝痛を訴えるケースが増えています。このように膝痛は、年代や生活スタイルに関係なく誰にでも起こり得る身近なトラブルです。

変形性膝関節症は、膝の関節にある「軟骨(なんこつ)」がすり減ることで痛みや腫れを引き起こす病気です。

軟骨は、膝の骨と骨の間でクッションのような役割を果たし、関節のスムーズな動きを助けています。しかし、加齢や運動不足による筋肉量の低下などが原因で、この軟骨がすり減ると、骨同士が直接ぶつかるようになり、関節の隙間が狭くなってしまいます。

その結果、膝の内側の骨がむき出しになったり、骨のふちにトゲのような突起(骨棘/こつきょく)ができたりして、骨が変形してしまうのです。

なぜ膝に負担がかかるの?

私たちが立ったり歩いたりするとき、膝には体重の約2.3倍もの負荷がかかるといわれています。階段の上り下りや、椅子から立ち上がる動作では、さらに大きな力が膝にかかります。

また、膝関節は人体の中でも特に複雑で不安定な構造をしており、動きの支点として非常に重要な役割を担っています。そのため、日常的な負担が積み重なることで、損傷や変形が起こりやすい部位なのです。

膝痛の主な症状と進行度

初期症状:なんとなく痛い、違和感がある

変形性膝関節症の初期には、「膝がこわばる」「階段の上り下りで少し痛む」「正座がしづらくなる」といった軽い違和感から始まることが多いです。

朝起きた直後や長時間座ったあとの立ち上がり時など、一時的な痛みを感じる程度なので、放置されやすい段階でもあります。

中期:動くたびに痛みが強くなる

進行すると、膝の軟骨がさらにすり減り、歩くだけでも痛みが出るようになります。関節内で炎症が起き、腫れや熱感(触ると熱い感じ)が出ることもあります。

階段の上り下り、しゃがむ動作、長時間の歩行など、日常生活に支障が出るレベルの痛みとなり、行動が制限されてしまいます。

重度:膝が変形し、動かせなくなる

さらに進行すると、骨の変形が進み、膝が真っすぐ伸びない・曲げられないなど、関節の可動域(動かせる範囲)が狭まります。痛みは安静時にも出るようになり、睡眠障害の原因になることも。

膝が外側や内側に曲がって見える「O脚」や「X脚」などの変形も目立ち始め、歩行自体が困難になるケースもあります。

なぜ早期発見・早期治療が重要か?

変形性膝関節症は進行性の病気で、放っておくと徐々に悪化していきます。しかし、早い段階で対策を行えば、痛みの進行を抑えたり、手術を回避できる可能性もあります。

膝に違和感を覚えたら、早めに医療機関を受診することが大切です。

膝痛の原因は一つじゃない?代表的な5つの原因

膝痛の原因はひとつではなく、複数の要因が重なって発症・悪化することが多いです。以下に代表的な要因を解説します。

加齢による軟骨の摩耗

年齢を重ねると、関節のクッションである軟骨がすり減りやすくなります。これは体の自然な老化現象のひとつですが、膝にかかる負担が大きい人ほど、そのスピードは速まります。

軟骨がすり減ることで、骨と骨が直接ぶつかり合い、炎症や痛みを引き起こします。

筋力の低下(特に太ももの筋肉)

膝を安定させるためには、太ももの前側にある大腿四頭筋(だいたいしとうきん)という筋肉の働きが重要です。この筋力が衰えると、膝にかかる衝撃を十分に吸収できず、関節への負担が増大します。

特に運動不足の方や高齢者は、知らないうちに筋力が落ちていることが多く、膝痛の引き金になります。

悪い姿勢・歩き方

猫背や反り腰、内股歩きなどの姿勢の歪みや、体重を片足にかける癖などがあると、膝の一部に偏った負荷がかかります。

これが長期間続くと、関節や軟骨に局所的な摩耗や炎症が生じ、痛みの原因になります。

体重の増加(肥満)

膝には歩行時に体重の2〜3倍の負荷がかかるといわれています。そのため、体重が増えると、膝関節へのダメージも大きくなります。

わずか1kgの体重増加が、膝には約3kgの負担増になるとも言われており、肥満は膝痛のリスク要因として非常に重要です。

怪我や外傷の後遺症

過去に膝を捻った・ぶつけた・靭帯を痛めたなどの経験がある場合、その後遺症として関節のバランスが崩れ、慢性的な痛みにつながることもあります。

当院で行う膝痛の治療法

膝痛の治療は、原因や症状の重さに応じて異なります。ここでは保存療法(手術を伴わない方法)を紹介します。

保存療法(手術を伴わない治療)

物理療法(温熱・電気・超音波など)

血行を促進し、痛みを和らげるために、温熱療法や電気治療、超音波治療が用いられます。炎症が強い場合にはアイシング(冷却)も有効です。

鍼灸・手技療法

鍼灸では、膝周辺や関連する経穴にアプローチすることで、血流改善や神経の過敏性を緩和し、痛みを軽減します。また、整体やマッサージで筋肉のバランスを整えることも有効です。

当院では、国家資格を有する施術者が、患者様一人ひとりの症状に合わせて、鍼灸や整体を組み合わせたオーダーメイド施術を行っています。